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ひび割れたカップに 温もり残る朝
昨日の夢の続きを まだ手放せずにいた
都会(まち)のざわめきに 飲み込まれそうで
ひとりきりの朝日が やけに優しかった
ちっぽけな荷物を ぎゅっと握りしめて
誰も見ない道を 選んできたけど
風の向こうに まだ見ぬ明日があるなら
心のままに ゆっくり歩いていこう
誰かの正解(こたえ)じゃなく 自分の声で
少しずつでもいい 笑える日を探すよ
古びた駅前で 小さな歌を口ずさむ
忘れてたメロディが 胸をくすぐってた
誰かに話せるほど 器用じゃないけど
言葉のかわりに ギターが歌ってくれる
遠まわりしても 道草食っても
この空はいつでも 僕を見守ってた
風が揺らした 木々のささやきの中
思い出すように 誰かの笑顔が浮かぶ
離れてしまった声も どこかに残る
たしかなものだけを 信じていたいんだ
夜が深くなるたびに 孤独が膨らんでも
朝焼けの匂いが 心を照らしてくれる
すぐそばにあった幸せに 今、気づいたんだ
風の向こうに 何が待っているとしても
怖がらないで ひとつひとつ迎えよう
流された昨日よりも 選びたい明日
この声が届くなら 君に伝えたいんだ
やわらかな風が ほほをなでたら
また歩き出せるよ 風の向こうへ
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