【コラム】「推しの日」に思うこと(WEB版)/リスキー長谷川

パチンコ・パチスロの推し活を楽しもう! 業界団体が模索して形にこぎつけたのが推しの日プロジェクト。まずプレテストとして5月2日、3日の開催に向け、参加ホールを募っている状況。メガチェーン店の参加は予想できるが、果たして全国津々浦々参加率はどんなものか? ホール企業がGWの稼ぎ時に数台でも無料で遊べる施策を取りたくないのも理解できる。開催の趣旨を考えると、集客が見込める時に仕掛けないと意味がないからこの日程なのだろう。

この取り組みに関する意見交換の場にも参加したことがある自分からすれば、まず形にまでこぎつけた関係者の皆様には敬意を表したい。パチンコ・パチスロを認知してもらえるかを考えた上で、関係各所に根回しをして法的な問題もクリアし、実現していることを知っているからだ。また「プレテスト」であり、1回で成功するとは思っていないとのコメントから、まだまだ活動自体は未完成、そして始まったばかりであり、ゆくゆくは無料で遊べる催しを定期的にホールで行えることを理想としているとも聞く。

その昔、今から25年前位だろうか。グランドオープン前夜のホールにて、無料パチンコ大会を催すホールは数軒あった。近所の方へのお披露目の意味と、それこそパチンコを普段体験していない人への呼び水として大々的に開催した事例はいくつもある。その司会的な役割で来店活動したこともあり、近所の友達に無料だから遊びに行こうと誘われた方や、老人ホームご一行が大挙して楽しんでいる状況を目の当たりにしており、来場者は「パチンコって面白いのですね」と感想を述べ、笑顔で帰られた光景を思い出す。

スペックの難解さや射幸性の高さ等の問題点はあれど、無料で遊ぶ分にはパチンコが面白いと思う方は多いと思う。タバコの煙やうるさいといったイメージも払拭されるはずだ。今回のプロジェクトは推進した方がいいに決まっている。しかし業界が総力を挙げて新規顧客を取りに行くならば、この取り組みをどう継続させ、なおかつ告知するか。理想はホールに行けば無料で遊技できる台は常時設置されており、いつでも遊べる。そして週末には講師の先生、もしくはスタッフがパチンコ・パチスロの遊び方講座を開設。抽選の仕組みから人気機種の特徴などをレクチャーし、デビューを後押し。これくらいはやるべき! そして全国のパチンコホールはこのような取り組みを行っています、 Let’sパチンコ!とテレビCMからあらゆる媒体で告知する。この位はやり切ってほしい。

というのも私は競馬を好んではやらないが、競馬場へ友人のお供で訪れた際、場内では「競馬新聞の読み方」や「パドックの見方」そして「馬券の買い方」までしっかり教えてくれる無料講座があった。実際に参加してみたら、そりゃ馬券も買ってみたいと思うし、当たればまた行きたいと思うのは必然。そこからどの程度のリピーターになるかは人それぞれとはいえ、勝手に好きになってもらうにはスマホを筆頭に楽しめるものが溢れている現在、もう無理があるのだろう。

今のパチンコはお金をたくさん使い、スペックを説明することも難しく、初心者がわざわざネット等で検索して遊技を開始するのは困難である。よって無料で体験してもらう施策は素晴らしいと思うので、かなり無理なことも提案しておりますが、初心者の取り込みに舵を切るならばこの位やり切って業界復権を具現化してほしいと思うわけです。

■プロフィール
リスキー長谷川
㈱ユニバーサルエンターテインメントを退職し、パチンコ業界をあらゆる角度から語ることのできる唯一無二の存在として活動。執筆、ファン向け活動の他、コンサルティング業務等を引き受ける。

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