「6月6日は激アツなので休みます」。正直すぎる若者と店長が感じた世代ギャップ

飲食店で働く20代の男性従業員が、6月6日のシフトを外してほしいと申請した。
シフト希望を出す際、本来なら理由を書く必要はない。それにもかかわらず彼は、わざわざこう書き添えた。

「6月6日はスロッターにとって激アツの日なので」

店長は思わず目を疑った。

6月6日といえば、スロットファンにとって特別な意味を持つ日だ。数字の「6」は高設定を連想させる縁起のいい数字。その6が並ぶ日となれば、全国のホールで期待感が高まり、多くのファンが朝から並ぶ。

しかも今年は土曜日。飲食店にとっては書き入れ時であり、一人でも多くの戦力が欲しい日でもある。

普通なら「家族の用事」「私用」などとぼかして申請するところだろう。まして土日の休み希望ならなおさらだ。

それを真正面から「スロットを打ちに行きたい」と宣言してきたのだから、店長としては「こいつはバカ正直なのか、それとも会社をなめているのか」と戸惑った。

ただし、この男性従業員には問題がなかった。

無遅刻、無欠勤。勤務態度も真面目。普段から責任感を持って働いている。
だからこそ店長も強く叱ることができなかった。

さらに言えば、スロットファンにとっては5月5日、6月6日、7月7日は特別な日でもある。

5月5日は「ゴーゴージャグラーの日」として知られ、ジャグラーシリーズを中心に盛り上がる日だ。

6月6日は全国的に期待感が高まる代表的な特日。

そして7月7日はパチンコ・スロット業界最大級のイベント日として定着している。

店長は知人のパチンコ業界関係者に質問した。

すると返ってきた答えは意外にシンプルだった。

「毎年その日は休みたいから、先に宣言しているんでしょう」

つまり、この従業員は単純に6月6日だけ休みたいのではない。

5月5日、6月6日、7月7日といった、自分にとって大切な日には今後もシフトを入れないでほしいというメッセージを送っていたのである。

後日、店長が本人に確認すると、その通りだった。

昔なら、上司に本音を隠しながら休みを取るのが当たり前だった。

しかし今の若い世代は違う。

嘘をついて休むぐらいなら、本当の理由を伝えた方がいいと考える。相手がどう受け取るかよりも、自分の考えを率直に伝えることを優先する。

もちろん、すべての上司がそれを好意的に受け止めるわけではない。

だが、少なくとも無断欠勤するわけでもなく、仮病を使うわけでもない。堂々と理由を明かして休暇を申請する姿勢は、ある意味で誠実とも言える。

40代の店長にとっては理解しがたい感覚だったが、若者にとってはごく自然な行動だった。

「仕事だから我慢する」のが当たり前だった世代と、「大切な日は大切にする」のが当たり前の世代。

たかがシフト申請の一言だが、その裏には働き方に対する価値観の変化が見え隠れしていた。

そして今年もまた、全国のホールには朝から長蛇の列ができる。
その列のどこかに、この若者も並んでいるのだろう。

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🔗 元記事を読む(パチンコ日報)