神奈川県遊協が通常総会、設立60周年記念事業で4団体に支援金 祝賀会にはプロレスラー蝶野正洋氏も参戦

神奈川県遊協は6月19日、横浜市の横浜ベイホテル東急にて第60回通常総会を開催。合わせて第33回神奈川県遊技場防犯協力会連合会の通常総会も開催された。総会は組合員総数130名のうち、出席101名、書面による出席19名の計120名が出席し成立。議事では令和7年度事業報告など上程された8議案すべてを可決承認した。
冒頭、挨拶に立った伊坂重憲理事長は設立60周年を迎えた心境について、「設立した昭和41年はビートルズが来日した年。業界としてはその前年にパチスロが初めて公安委員会に認可され、その年には36種類の役物が認可、チューリップが全盛となった。60年たった今、私たちの業界は娯楽の多様化など様々な要因によりお客様が減少し、元気がない。今こそ業界が一枚岩となって様々な難題に取り組んでいかなければならない」と語った。さらに、組合運営にあたっては「業界の経営環境を大きく好転させるためには行政への働きかけが必要であり、法律や規則へ私たちの意見を反映させることや、雇用問題の解決などその必要性はさらに高まっている。これらを成し遂げるには全国のホールが一致団結することが必須だ。残念ながら近年、経営環境の悪化から組合費がコスト削減の対象となるなど全国的に組合を脱退する仲間が増えてきている。やっと私たちの意見が反映され始めたところであり、もう一踏ん張りの局面。皆様方のお力を組合に賜りいただきたい」と協力を求めた。
伊坂重憲理事長
来賓挨拶では、神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課の田中豊課長代理が登壇。被害者支援活動や災害救援車両の寄贈など多岐にわたる支援に敬意を表したほか、「令和7年末における県内のぱちんこ営業所数は336軒で前年比マイナス23軒、遊技機設置台数は、ぱちんこ遊技機8万3,794台で前年比マイナス5,730台、回胴式遊技機は5万1,358台で前年比3,312台増となっている。このような状況下だが、広告宣伝ガイドラインについては県内では遵守に対する意識は高く、貴組合からも職員による巡回など真摯に取り組んでいただいている。今後もガイドラインに沿った効果的な取り組みが推進されることに期待したい」と話したうえで、社会では特殊詐欺事件発生の増加傾向が続いている状況を踏まえ、警察庁推奨の“特殊詐欺対策アプリ”のインストールを求めた。続いて神奈川県警察本部組織犯罪対策総務課暴力団排除対策室の宮﨑哲也室長、神奈川相互交易㈱の平田照代表取締役社長も登壇し、祝辞を述べた。
神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課の田中豊課長代理
特殊詐欺対策アプリ
総会では議事に先立ち、令和7年総会以降に逝去した組合員への追悼式、永年勤続者、社会貢献及び業界のイメージアップに貢献した個人・団体への表彰式が行われた。

総会後には設立60周年記念祝賀会が盛大に開催された。冒頭、伊坂理事長は「皆様に支えられ神奈川県遊協は本年、組合設立60周年を迎えることができた。本日はこの後4つの団体に対し、社会貢献の記念事業を支援するための記念セレモニーを行う。なお本日の料理は、横浜ベイホテル東急が誇る総料理長とパティシエがこの特別な祝賀会のために考案したもので、私もしっかりと試食し心から感動した料理。ピアノ、バイオリン、フルート、チェロで編成された“Neo Classica”の皆様の演奏も楽しんでいただきながら、この素晴らしい料理を堪能いただきたい」と挨拶。
組合設立60周年記念セレモニー
組合設立60周年記念セレモニーでは、公益財団法人日本盲導犬協会へ支援金214万6,500円、公益財団法人神奈川県交通安全協会へ199万8,000円、一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金へ200万円、新日本プロレスリング社会福祉チャリティ大会(横浜大会・藤沢大会)への招待事業として100万円が贈呈され、目録贈呈式にはプロレスラーの蝶野正洋氏も出席。蝶野氏は伊坂理事長へ花束を贈った後にマイクの前に立ち「ガッデム! アイ・アム・チョーノ!」と決め台詞を叫んだうえで「実はプロレスとパチンコのお付き合いは非常に古くから続いている。興行面でご協力いただいたのはもちろん、猪木さんを筆頭に私も含め、パチンコ台も数多く発売いただいた。個人的にも、全国のホールにおいて引き出しはできていないが多額の貯金をしてきている(笑)」とコミカルに業界へ謝意を表し、「実はこう見えて私は、警察庁や神奈川警察でのキャンペーン活動や一日署長、日本消防協会の応援団として救命や防災などの啓発活動を行ってきているが、イメージとしては“年末になるとビンタするおじさん”が未だ抜けていない。今後も各種啓発活動を進んでお手伝いしていきたい」と挨拶した。
蝶野正洋氏(右)
この後、壇上には坂井学衆議院議員や上原正裕衆議院議員が登壇。公務ですでに席を後にしていた中西健治氏や、公務で代理の方が出席となった山際大志郎氏、小泉進次郎氏、牧島かれん氏など各衆議院議員の代理人、浅尾慶一郎氏や三原じゅん子氏など各参議院議員の代理人も一斉に登壇した。代表して挨拶に立った坂井学衆議院議員は「私がちょうど60歳で、貴組合と同い年となる。コロナ禍では私が官房副長官で、経営が厳しい状況にもかかわらず、ホールの皆様方が積極的にご協力いただいたのは今でも忘れられない思い出となっている。貴組合の41年間に渡る数々の社会貢献活動に感謝と敬意を表したい」と祝辞を述べた。続いて上原正裕衆議院議員も挨拶に立った後には、代わって神奈川県の杉本透県議会議長や杉山信雄県議会副議長など6名の県議会議員が登壇し挨拶した。
坂井学衆議院議員
続いて全日遊連の阿部恭久理事長が登壇し「60周年の節目を迎えられたことにお喜び申し上げたい。貴組合は長年にわたり業界の発展と健全化、社会貢献活動に尽力いただいた。伊坂理事長には全日遊連においても事業委員長としてお力添えをいただいている。業界のパーパス“遊びの力で、心を元気に”も今年3年目を迎える。今後も皆様と力を合わせて業界の発展に寄与していきたい」と謝意を述べた。祝賀会は埼玉県遊協の趙顕洙理事長の乾杯の音頭で盛大にスタートした。
全日遊連の阿部恭久理事長

後半には田中和徳衆議院議員も、公務中にもかかわらず遅れて駆けつけ「私もこの神奈川県で選出していただいた。ここにおられる皆様方とともに“遊びの力で、心を元気に“を私もご一緒に共有させていただき、これからも皆様のために尽力して参りたい」と祝辞を述べた。
田中和徳衆議院議員
その後に別室で行われた記者会見では、新日本プロレスリングからはプロレスラー蝶野正洋氏、支援先であるプロモーター㈱創の小島恵美子代表取締役、小嶋康江取締役会長が、公益財団法人日本盲導犬協会からは金髙雅仁理事長(元警察庁長官)、盲導犬ユーザーの大沢郁恵さんと盲導犬ルルちゃん、マネージャーの松尾篤さんが、公益財団法人神奈川県交通安全協会からは俳優の石坂浩二会長の代理として小島伸治専務理事が、一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金からは阿部恭久会長、泰青業務執行理事が出席。団体ごとに個別にインタビューや質疑応答に答えるなど充実した会見となった。

Copyright © 2026 『遊技日本』 All Rights Reserved.
🔗 元記事を読む(『遊技日本』)

